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2次関数の頂点座標
2次関数の頂点座標は平方完成して求める問題がよくありますが
例えば以下のような2次関数で頂点座標を求める問題だとして
y=3X^2 + 12X + 1
教科書通りなら平方完成しますが、それをしないで、
いきなり各Xに0を代入してy=1にした場合、求めた座標(0,1)が頂点座標ではない理由はなんでしょうか?
回答
x=0 の直線 (つまりy軸) が軸ではないからです。
この2次関数の軸は以下の式から x=−2です。
y=3x^2+12x+1
=3(x+2)^2−11
ありがとうございます。 はい、平方完成を使えばX=-2になるのはわかります。 しかしなぜ平方完成を使えばX=ー2の直線が軸だと言えるのでしょうか?
2次関数の頂点は、yの値の最小値になる点です。 x^2の係数が正の場合 (つまり下に凸の形のグラフ) ですが。 それで、平方完成した式を見ると、 yの値が最小になるのは、(x+2)^2が最小のときです。これは2乗だから0以上、つまり(x+2)^2≧0なので、 0のときが最小です。 (x+2)^2=0となるのは、x=-2のときです。 以上から頂点のx座標、つまり軸の方程式はx=-2 となるのです。 ちなみに、 x^2の係数が負の場合 (つまり上に凸のとき)は、頂点はyが最大の位置になります。
このように、平方完成式に変形する理由は、最小値を見つけやすくするためです。 (x^2 の係数が負のときは最大値を見つけやすくするため)
>これは2乗だから0以上、つまり(x+2)^2≧0なので、 0のときが最小です 理解できました。今回の例ではx=-2のときにyが最小になるので、そこが頂点座標と言えるのですね。 ありがとうございました。
はい、その通りです! ご理解いただけて幸いです。