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行列の平方

    山本 空 (id: 1767) (2023年2月18日17:36)
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    つぎを満たす2次の正方行列Aを求めよ。 A^2+A+10E=0 写真はこの上記の問題(f)の解説です。 解説の3行目の [ω 0] [c ω^2] になるやり方が分からないので、詳しく解説できる方いましたら、教えていただきたいです。

    image.jpg

    回答

    くさぼうぼう : (id: 1236) (2023年2月18日20:00)
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    こんばんは。初めての方ですね。よろしく。 あれ?10Eですか、Eでいいですか(ダジャレみたい)? 問題(f)の通り、Eで考えてみますね。 b≠0の場合は、そのようにa,bを任意として(もちろんb≠0で)そのように求まりました。 b=0の場合から虚数を成分にしたAが求まります。ただ、その解答に書いてあるのは2個ですが、正解は4個あると思います。 では、いきます。 b=0のとき、第(1,1)成分より$a^2+a+1=0$ 虚数を許せば、$a=ω,ω^2$ 同様に、第(2,2)成分より $d=ω,ω^2$ aとdの組合せは4つ。 (a)$a=ω,d=ω$ と (b)$a=ω^2,d=ω^2$ のときは、第(1,2)成分と第(2,1)成分より$b=c=0$ よってA=$ \begin{pmatrix} ω & 0 \\ 0 & ω \end{pmatrix} $ 、$ \begin{pmatrix} ω^2 & 0 \\ 0 & ω^2 \end{pmatrix} $ 。 次に(c)$a=ω,d=ω^2$ と (d)$a=ω^2,d=ω$ のときは、$ω^2+ω+1=0$ だから第(1,2)成分と第(2,1)成分より cは任意。 よってA=$ \begin{pmatrix} ω & 0 \\ c & ω^2 \end{pmatrix} $ 、$ \begin{pmatrix} ω^2 & 0 \\ c & ω \end{pmatrix} $ 。だたしcは任意。 というわけで、虚数を許せば、さらに4通りのAが求まります。 これでわかりますか? これを読んだら、わかったとか、まだこのへんがわからないとか、コメント欄に返事を書いてください。それがないと、書いたものを読んでくれたのかどうか、書いたものが役に立ったのかどうか、こちらにはわかりませんので。2回目以降も同様です。よろしく。 =============追加の回答=============== ωは1の3乗根です。$x^3=1$ より $(x-1)(x^2+x+1)=0$ 。 $x^2+x+1=0$ の解を求めると、$x=\dfrac{-1\pm \sqrt{3}i}{2}$ですから、$ω=\dfrac{-1+ \sqrt{3}i}{2}$ でもいいし、$ω=\dfrac{-1- \sqrt{3}i}{2}$ でもいいですが、その片方をωとすると、ωの2乗がもう片方の解になります(計算してみて!)。ですから、$x^2+x+1=0$ の2つの解は、$x=\dfrac{-1\pm \sqrt{3}i}{2}$ですが、片方をωとすれば他方はωの2乗と表され、因数分解では $(x-ω)(x-ω^2)$ と書けます。 「b=0のとき、第(1,1)成分より$a^2+a+1=0$ 虚数を許せば、$a=ω,ω^2$」というのはそういうわけです。ωと書かなくても$a=\dfrac{-1+ \sqrt{3}i}{2},\dfrac{-1- \sqrt{3}i}{2}$ でもいいです。dについても同じく2つの場合があるというわけです。 これで大丈夫ですか?
    山本 空 (id: 1767) (2023年2月19日9:10)
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    詳しく解説していただきありがとうございます。 "虚数を許せば、a=ω,ω^2"とあるのですが、ω^2となる解説をお願いしたいです。

    くさぼうぼう : (id: 1236) (2023年2月19日12:50)
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    はい、上の回答に追加しましたので読んでください。

    山本 空 (id: 1767) (2023年2月20日13:24)
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    神です。 ありがとうございました。

    くさぼうぼう : (id: 1236) (2023年2月23日20:20)
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    人です!

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