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t=x+√(x^2+1)の置換積分法の別解について
お世話になっております。
前回の1/cosxの積分の質問の回答について、とてもよく分かりました。いつも感謝しております。
今回はお写真の(1)の積分についてなのですが、
(受験の月https://examist.jp/mathematics/integration/tokusyu-tikan3/
というサイトです)
x=1/2(t-1/t)と置換しても解けるとあるのですが、
t=x+√(x^2+1)と同値として考えるために、(t>0)という条件をつける必要があるかと思うのですが、
x=1/2(t-1/t)と置換して解く場合、(t>0)は付ける必要があるで正しいのでしょうか?
また、実際に試験でそのように置換して解く場合、t>0を付けるのは何だか突拍子もない書き方だと思うのですが、
それは私が『t>0として良い』ことの理由をいまいち理解していないからだと思うのですが、その点も教えていただけないでしょうか。
よろしくお願いいたします。
回答
こんばんは。
なかなか楽しいサイトですね。こりゃぁマニアックだ。
こういうレベルが読めるなんてかなり力がありますね。
突っ込みもかなり鋭い。いつも感心しています。
さて、このサイトでも「実質同じ置換」とかいてあるとおり、完璧な同値でないのは分かりますよね。変形の途中で2乗しているからね。そして、その別解の冒頭でもt>0と断っています。書くべき方法なのです。
もしx=のほうを使う時はt>0は書く必要があるでしょう。書く必要があると理解して使う置換法です。
t>0を付けないと、xとtが1対1対応せず、置き換えというには不備ですから。
ちょっと説明不足ですかねぇ。でも理解力があるあなたならわかってくれるかな?
コメント欄に返事を書いてください。
いつも大変丁寧にありがとうございます。 xとtが1対1対応せず、というところをお聞きしてすぐに理解できました。 他の同値変形の場面でも今回のことは役に立ちそうでとても嬉しいです。 ありがとうございました。
お役に立てたならよかったです。