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一橋大学積分
不等式の変形が分かりません
回答
こんにちは。初めての方ですね。よろしく。
解答のない問題集ですか?学校の課題でしょうか?
方針は,任意のxに対して$-1\leqq \sin x \leqq 1$であることを使います。
不等式の真ん中の辺を、三角関数の合成を使って1つにします。
すると$-2\leqq \sqrt{x^2+y^2} \sin (\theta + \alpha) \leqq y+1$ となり、しかも$ -1 \leqq \sin (\theta + \alpha) \leqq 1 $ です。
すると、$-\sqrt{x^2+y^2} \leqq \sqrt{x^2+y^2} \sin (\theta + \alpha) \leqq \sqrt{x^2+y^2} $ だから、
$-2 \leqq-\sqrt{x^2+y^2} \leqq \sqrt{x^2+y^2} \sin (\theta + \alpha) \leqq \sqrt{x^2+y^2} \leqq y+1$
$-2 \leqq-\sqrt{x^2+y^2} $ を整理すると、$x^2+y^2 \leqq 4$ という円の内部になりますよ。
次に、$\sqrt{x^2+y^2} \leqq y+1$ を整理してまとめると、$y \geqq \frac{1}{2} x^2 -\frac{1}{2} $ という放物線の上側になります。ただし$y+1 \geqq 0$ の範囲ですが、これは満たしています。
不等式の処理はここまで。あとは定積分の問題になりますので、お任せします。
もちろん、途中や、積分で質問があれば、コメント欄に返事を書いてください。あ、これで分かった場合でも、コメント欄に「わかった」とでも書いてください。
次、(2)です。
これはαとβですから合成というわけにはいきませんね。
αもβもお互いに無関係に動くので、結局$\cos \alpha ,\sin \beta$ はかってにー1から1までの値を動きます。
じゃ、$x^2 \cos \alpha +y \sin \beta $がもっとも小さくなるのは$\cos \alpha =-1$ で、かつyが正なら$\sin \beta =-1$、yが負なら $\sin \beta =1$ のときです。もっとも大きくなるのは$\cos \alpha =1$ で、かつyが正なら$\sin \beta =1$、yが負なら $\sin \beta =-1$ のときです。よってこんな式にまとめられます(あ、まとめなくても、場合分けでもできます)。
$-x^2-|y| \leqq x^2 \cos \alpha +y \sin \beta \leqq x^2+|y| $
これより$-1 \leqq -x^2-|y| \leqq x^2 \cos \alpha +y \sin \beta \leqq x^2+|y| \leqq 1$
$-1 \leqq -x^2-|y| $ であればいいので、$x^2-1 \leqq y \leqq -x^2+1$
2つの放物線に囲まれた部分ですね。
また、$x^2+|y| \leqq 1$ は上と同じになり、新しい情報は得られません。
よって$x^2-1 \leqq y \leqq -x^2+1$ が範囲。あとは定積分。
やりとりしながら解決のお手伝いをします。
これを読んだら、わかったとか、まだこのへんがわからないとか、コメント欄に返事を書いてください。それがないと、せっかく書いたものを読んでくれたのかどうか、書いたものが役に立ったのかどうか、こちらではわかりませんので。よろしく。2回目以降もです。