このサイトはお使いのブラウザでは正常に動作しません。Google Chromeなど、別のブラウザを使用してください。
三角関数の性質
θ+2nπの三角関数
nが半径のとき、2nπとは円周ですね。
nが整数のとき、角(θ+2nπ)の動径は角θの動径と一致するとのことですが、
角θと円周をどうしてプラスするのでしょうか?
sin(θ+2nπ)=sinθとなっています。
回答
こんにちは。初めての方ですね。よろしく。
あ、それは誤解です!
2nπというのは長さではありませんよ。角度です。
角と円周を足しているのではなく、角と角を足しています。
ぐるり一周り360°をラジアンで言ったら2π。
360°のことを2πと言っています。
動径が360°回っても、その2倍の720°回っても、何回転しても動径の位置は同じです。
つまり360°×整数だけ回転しても動径の位置は変わりません。
三角関数は単位円を回る動径のx座標やy座標から定義されますから、角は10°でもそれに360°を足した370°でも730°でも動径のx座標やy座標は同じ、つまり三角関数の値は同じっていうこと。
これを数Ⅱの三角関数では、全部ラジアン(弧度法)で書くので、360°が2π、720°が2π×2=4π、という感じで、もとの動径が表す角度θに2π×n(nは整数)という≪角度≫を足しても(つまりn周だけ回転しても)三角関数の値は同じです。
このことを公式のように書いたのが赤い四角のなかの式です。
これで大丈夫ですか?これを読んだら、わかったとか、まだこういう疑問が残ってて聞きたい、とか、コメント欄に返事を書いてください。よろしく。
こんにちは。 丁寧な説明で良くわかりました。 わかりやすい説明をしていただきありがとうございました。 これからも数学頑張って勉強します。 ありがとうございました!!
お役に立てたならよかったです。またどうぞ。