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円順列

    ぎゃはは (id: 2226) (2023年7月10日14:01)
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    円順列に関して、区別をなくす方法の質問です。 ━━━  問:赤玉 $2$ 個,白玉 $2$ 個,黒玉 $4$ 個を円形に並べる並べ方は何通りか. ━━━  この問いに対する私の解答は以下のようになりました。 ━━━  〈解答〉  まず, $8$ 個の玉すべてを区別して $\text{赤}_1,\ \text{赤}_2,\ \text{白}_1,\ \text{白}_2,\ \text{黒}_1,\ \text{黒}_2,\ \text{黒}_3,\ \text{黒}_4$ を円形に並べる並べ方を求めると $$\left( 8 - 1 \right) ! = 5040 \ \text{通り}$$ である.  次に, $2$ 個の赤玉・ $2$ 個の白玉・ $4$ 個の黒玉の区別をなくす.例えば、時計回りに $\text{赤}_1,\ \text{赤}_2,\ \text{白}_1,\ \text{白}_2,\ \text{黒}_1,\ \text{黒}_2,\ \text{黒}_3,\ \text{黒}_4$ と並んでいる場合,赤玉同士は入れ替えても同じ並べ方とみることができるから $2 !$ で割る.同様に,白玉の区別を除く場合は $2 !$ で割り,黒玉の区別を除く場合は $4 !$で割る.したがって, $8$ 個の玉すべてを区別した並べ方を $2 ! \times 2 ! \times 4 !$ で割ると求める並べ方は $$\dfrac{5040}{96} = \dfrac{105}{2} \ \text{通り}$$ である. ━━━  ここで、答えは、非負整数であるはずなので明らかに誤っています。すなわち、過程が誤っているということでしょう。最初の円順列を求める段階に誤りはないと思われます。したがって、その次の区別をなくす段階に誤りがあると考えました。つまり、「区別していた場合の $2! \times 2! \times 4! = 96$ 通りが,区別していない場合の $1$ 通りになる」の部分に誤りがあると。この部分に関して、どのように数えれば区別を正確になくせるのかを質問したいです。  申し訳ないのですが、手元に解答はございません。  解答の作成の際に参考にしたのは画像の[別解]です。  仮に、この方法が上手くないのであれば、上手くない根拠とともに別解をご教示いただけると幸いです。(加筆あり) ━━再考━━  くさぼうぼう ですさんのご回答をもとに解答を作成しなおします。 ━━━  〈解答〉  赤玉 $2$ 個の位置を固定し,赤玉の配置による場合分けで考える. (i) 赤玉 $2$ 個が,隣り合う位置にあるとき  余った $6$ 個の位置から白玉が入る $2$ カ所を選べば良いから並べ方は $${}_6 \mathrm{C}_2 = 15 \ \text{通り}$$ である. (ii) 赤玉 $2$ 個が, $1$ つ飛ばしの位置にあるとき  余った $6$ 個の位置から白玉が入る $2$ カ所を選べば良いから並べ方は $${}_6 \mathrm{C}_2 = 15 \ \text{通り}$$ である. (iii) 赤玉 $2$ 個が, $2$ つ飛ばしの位置にあるとき  余った $6$ 個の位置から白玉が入る $2$ カ所を選べば良いから並べ方は $${}_6 \mathrm{C}_2 = 15 \ \text{通り}$$ である. (iv) 赤玉 $2$ 個が, $3$ つ飛ばしの位置にあるとき  余った $6$ 個の位置から白玉が入る $2$ カ所を選ぶ並べ方の $${}_6 \mathrm{C}_2 = 15 \ \text{通り}$$ から重複するものを除く.この $15$ 通りのなかで点対称になるものは,赤玉同士を結んだ線分で円を分割したときの片側に,白玉を $1$ 個と黒玉を $2$ 個並べたときの $\dfrac{3!}{2!} = 3$ 通りであるから,点対称でないものは $$15 - 3 = 12 \ \text{通り}$$ である.これらの各々は, $180 \degree$ 回転させると $12$ 通りのなかの他の並びと一致しているので重複している.したがって,赤玉 $2$ 個が, $3$ つ飛ばしの位置にあるときの並べ方は $$3 + \dfrac{12}{2} = 9 \ \text{通り}$$ である.  以上,(i)~(iv)より,求める並べ方は $$15 \times 3 + 9 = 54 \ \text{通り}$$ である. ━━━ この問題は、かなり難しいと感じました。正しく解答できているでしょうか? 画像の出典:清史弘『新数学Plus Elite 数学I・A』(駿台受験シリーズ) 駿台文庫 2016

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    くさぼうぼう : (id: 1236) (2023年7月11日21:54)
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    追記しました。

    回答

    くさぼうぼう : (id: 1236) (2023年7月10日15:24)
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    ぎゃははさん、こんにちは。初めての方ですね。よろしく! 同じものを含む円順列はかなり難しい、というか面倒な問題です。残念ながらあなたの方法では正しく数えられません。 円順列の$(n-1)!$ というのはどこから出来たかというと、「どれか一つを固定してしまい、残りの(n-1)個の順列を考えればいい、という事でした。 この考えで同じものを含む円順列が解けるのは、その中に1個の色があるときです。その1個を固定してしまえばあとはあなたの考えで出ます。 でもこの問題のように1個の色がない時はうまくいきません。 図が描けないので言葉での説明です。たとえば赤が連続している場合を考えますね。円形のテーブルの一か所を決めてT1とします。そこに赤1を置いて、T2に赤2が来る場合と、T1に赤2,T2に赤1が来る場合があるので2!で割ると考えたのでしょうが、実は同じ順列のなるものがもっとあります。T1に赤1,T8に赤2とか、T1に赤2、T8に赤1というのも、他の色の並びがすべて同じなら円順列としては同じものになってしまいます。よって、単に2!2!4!で割ってもだめです。 この例で、あなたの解法ではだめであることは理解してもらえたでしょうか? なるべく個数の少ない色に関して、ある程度具体的に並べていかないと正解にはたどり着けないという、高度な問題です。 解説や解答をお持ちなら、そこにやり方が書いてあるだろうから、その解法を理解する方がいいと思います。 解答を見ての疑問があるのなら、解答の写真をアップして、どこがわからないのか質問してください。 これで大丈夫ですか? これを読んだら、わかったとか、まだこのへんがわからないとか、解答のここが分からないとか、答だけで解答がなくてわからないとか、まぁ、そんなことをコメント欄に返事を書いてください。 それがないと、せっかく書いたものを読んでくれたのかどうか、書いたものが役に立ったのかどうか、こちらではわかりませんので。よろしく。2回目以降も同様です。
    (追記: 2023年7月11日21:51)
    解答、拝見しました。私も自信があるわけではないので、あっているかどうか判定しにくいです(笑)。 でも、私もそうなりましたから、きっとこれが正解なのでしょう(笑)!そういうことにしましょう。誰か他の人にも解いてもらってみては? はい、この手の「同じものを含む円順列の総数」は難問ということになっています。
    (追記: 2023年7月11日21:53)
    これがさらに数珠順列になったらもっと大変!今度は線対称まで考慮しなければなりません。挑戦してみてください!
    ぎゃはは (id: 2226) (2023年7月10日17:36)
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    くさぼうぼう ですさんこんにちは。ご回答ありがとうございます。  質問を改めます。  私の解答の第1段階目 「まず, $8$ 個の玉すべてを区別して円形に並べる並べ方を求めると $$\left( 8 −1 \right) ! = 5040 \text{通り}$$ である」 の部分は、 $8$ 個の玉をすべて区別している$\left( \text{赤}_1,\ \text{赤}_2,\ \text{白}_1,\ \text{白}_2,\ \text{黒}_1,\ \text{黒}_2,\ \text{黒}_3,\ \text{黒}_4 \right)$ので、その場合の並べ方は、くさぼうぼう ですさんの「どれか一つを固定してしまい、残りの(n-1)個の順列を考えればいい」の通りに、単純に円順列を考えて $5040$ 通りとして問題ないと思われますがいかがでしょうか?  次に、私の解答の第2段階目 「次に, $2$ 個の赤玉・ $2$ 個の白玉・ $4$ 個の黒玉の区別をなくすと,区別していた場合の $2! \times 2! \times 4! = 96$ 通りが,区別していない場合の $1$ 通りになる」 の部分は、赤だけの区別を除く場合をまず考えると、円形のテーブルに $T_1$ などの番号を割り振るよりも先に、例えば、時計回りに $\text{赤}_1,\ \text{赤}_2,\ \text{白}_1,\ \text{白}_2,\ \text{黒}_1,\ \text{黒}_2,\ \text{黒}_3,\ \text{黒}_4$ と並んでいる場合は、赤玉同士は入れ替えても同じ並べ方とみることができるから $2 !$ で割る。同様の考え方で白・黒の区別を除く場合を考えた結果、 $2 ! \times 2 ! \times 4 !$ で割ると考えたのです。 ここまでは正しいのでしょうか。この方法で考えると行き詰まるとしたら、どの部分がどのように間違っているかを具体的にご教示いただけるとありがたく存じます。

    ぎゃはは (id: 2226) (2023年7月10日17:45)
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    すみません。TeXの表記のままになってしまいました。念のため書き直しておきます。 くさぼうぼう ですさんこんにちは。ご回答ありがとうございます。  質問を改めます。  私の解答の第1段階目 「まず, 8個の玉すべてを区別して円形に並べる並べ方を求めると(8−1)!=5040通りである」 の部分は、8個の玉をすべて区別している(赤₁, 赤₂, 白₁, 白₂, 黒₁, 黒₂, 黒₃, 黒₄)ので、その場合の並べ方は、くさぼうぼう ですさんの「どれか一つを固定してしまい、残りの(n-1)個の順列を考えればいい」の通りに、単純に円順列を考えて5040通りとして問題ないと思われますがいかがでしょうか?  次に、私の解答の第2段階目 「次に, 2個の赤玉・2個の白玉・4個の黒玉の区別をなくすと,区別していた場合の2!×2!×4!=96通りが,区別していない場合の1通りになる」 の部分は、赤だけの区別を除く場合をまず考えると、円形のテーブルにT₁などの番号を割り振るよりも先に、例えば、時計回りに赤₁, 赤₂, 白₁, 白₂, 黒₁, 黒₂, 黒₃, 黒₄と並んでいる場合は、赤玉同士は入れ替えても同じ並べ方とみることができるから2!で割る。同様の考え方で白・黒の区別を除く場合を考えた結果、2!×2!×4!で割ると考えたのです。 ここまでは正しいのでしょうか。この方法で考えると行き詰まるとしたら、どの部分がどのように間違っているかを具体的にご教示いただけるとありがたく存じます。

    くさぼうぼう : (id: 1236) (2023年7月10日18:37)
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    赤玉2個を入れ替えても同じ円順列になる、というのがあなたの考えですが、回答の例で示した通り、入れ替えた2通りの他にも同じ円順列になってしまうものがあるので、「赤の入替えで÷2!」は間違いなのです。(n-1)!からスタートする考え方は、まず1個を固定しなければなりません(これが大事!)。その1個を除いたものの並びは普通の順列と一緒だ、という考えから(n-1)!が始まります。その固定したものに対する位置関係で、同じ円順列になってしまう場合が別々に数えられてしまいます。たとえばまず赤を1個固定し、赤が2こつながっているのは、のこりの七個のものの順列で言うと先頭が赤の場合と最後が赤の場合が、ともに赤2個の連続になります。赤2個を異なるものと考えると合計4個の順列が同じ円順列になってしまうのです! なかなか言葉では難しいですね。一般に「同じものを含む円順列の数」はそう簡単には解けません。あなたの考えで解けるなら楽なのですがね。もういちど考えてみてください。

    くさぼうぼう : (id: 1236) (2023年7月10日18:39)
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    同じものを含む円ジュースは(n-1)!から考えても、たぶん無理だと思います。位置関係とか、ぜんたいの対称性だとかを考慮しないと正解にたどり着けません。解答解説は持っていますか?

    くさぼうぼう : (id: 1236) (2023年7月10日18:40)
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    あはは、円ジュースだって(笑)。円順列です!

    ぎゃはは (id: 2226) (2023年7月10日19:12)
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    笑笑  むかし友人から頂いた問題なので手元に解答解説がありません。申し訳なく存じます。 解答作成の際に、画像の教科書を参考にしました。当問題と本問題の違いはなんでしょうか。ともに同じものを含む円順列だと考えております。

    くさぼうぼう : (id: 1236) (2023年7月10日21:33)
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    いや、けっこう悩みました。違いがわかったようです。その例題を「A,A,B,B,C,C」にして、そのやり方で計算すると(6-1)!/(2!2!2!)=15ですが、正解は18だと思います。実際に書いたら18でしたから。どこでずれるかというと、円順列が点対象になるような順列が存在するときです。この時はA,B,Cはそれぞれ対角にあって、A1,A2,B1,B2,C1,C2と区別したとき、AとBの入替え4通りは意味がりますが、Cの入替えでの順列はすでに180°回転した状態で出てきています。例題のものでは点対象に並べることはできず、そういう時は解答の別解のやり方で求まります。しかし、今書いたようなものや質問のようなものでは点対象になる順列が行くつか出てきて、こたえがずれます。現に整数にならなかったりしています。点対象になって180°回転したものも同じ順列になるような場合は難問だと思います。質問の問題では、赤が2つくっついている場合、赤が離れている場合(間に1個、2個、3個の場合を考えて)を、それぞれ調べれば求まります。う~ん、説明できたかどうか心配!!

    ぎゃはは (id: 2226) (2023年7月10日22:52)
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    やっと理解できました。ありがとうございました。 それにしても場合の数はむずかしいですね。

    くさぼうぼう : (id: 1236) (2023年7月11日8:09)
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    説明が難しくて困りましたが、もし伝わったのならよかったです。で、肝心の答は出たのですか?いくつになりましたか?

    ぎゃはは (id: 2226) (2023年7月11日12:12)
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    質問本文にて解答を作成し直しました。ご確認お願いします。

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