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数列と極限
数学B&Ⅲの問題です。
授業では与式から左辺をn−1までの式にした式を作り、元の式と差分を取って漸化式を求めて一般項を求めました。ここで差分を取る際はn≧2じゃなきゃいけないので、初項はa₂として初項×公比のn−1乗の形をとって一般項を求めました。僕は1/aₙ=bₙとおいて和をSₙとして与式を変形し、
Sₙ=Sₙ₊₁−Sₙ+pとし、この漸化式を解いて一般項を考えようとしたのですが、n≧2という条件を使わずに、出てきた新しい漸化式の初項を求める際に、
普通にn=1を使って新しくできた漸化式の初項を求め、処理し、そこからいろいろ変形していき、bₙ→aₙと求めて行ったのですが、n=1の場合を用いているにも関わらず、解答と合致してしまいます。なぜこれが許容されるのか、教えていただきたいです。ちなみに新しく出てきた漸化式の初項はS₁−pのことで、
S₁−p=b₁−p=1/a₁−pという風にやっていき、ここに与えられたa₁を代入していました。
回答
勉強太郎さん、こんにちは。初めての方ですね。よろしく!
質問の主旨はだいたいわかるのですが、回答を書こうと思うと、あなたがやった具体的なものがないので、うまくいきません。また「n=1の場合を用いているにも関わらず、解答と合致してしまいます」がいまいちはっきりつかめません。
なにを解説、あるいは答えればいいのか悩みます。
ぜひあなたの答案(ノート?)を写真でアップしてくれませんか?
そして「ここが…」のように具体的に言ってもらえるとわかるのですが…
とりあえず…Snの式(n≧1)が求まってからbnを出すところでbn=SnーSn-1をやるので、この時点ではあなたのやり方でもn≧2ですよね。それとも、そんなことはしないのかな?
答の一般項はn=1のときan=1,n≧2のとき $a_n=\dfrac{1}{(1-p)2^{n-2}}$ みたいに2本立てになりますかね?
写真のアップ、待っています。
=======追加 07/22 21:59==========
写真アップ、ありがとうございます。これであなたがやっていることがよくわかりました。
まず、4行目の末尾に挿入された(n≧2)ですが、これは(n≧1)でいいのではないでしょうか。
n=1の時の式 $S_1=S_2-S_1+p$ は大丈夫ですから。
中味は$b_1=b_2+p$ ということなのでOK。
ですから9行目まではn≧1で議論は成り立っています。
10行目の初めの式もn≧1で言えますが、添え字のn+1は2以上なので、次の $b_n=(1-p)2^{n-2}$ と書き換えた時にbの添え字であるnはn≧2となってしまいますね。単純に番号を1つ下げた、というわけにはいきません。
「よって $a_n=\cdots$」はn≧2がつきます。そしてこの数列の残念なところは、n=1ののときにはその式が当てはまらないところです。その式にn=1を代入すれば$a_1=\dfrac{2}{1-p}$ となってしまい、$a_1=1$ にならなくなります。
あなたの答案ではn=1についての議論が足りないわけです。
数列{$a_n$}はn=1の場合とn≧2の場合では同じ式になりませんね。
また、緑の線の疑問点ですが、そこは単にS1というかS1ーpというか、それだけを単に求めているだけで、nの範囲とは無関係な話ですよ。S1を考えるときはもちろん$a_1$ を使うことに問題はありませんよ。
これで大丈夫ですか?
これを読んだら、わかったとか、まだこのへんがわからないとか、コメント欄に返事を書いてください。会話型をめざしています(笑)。よろしく!
返信いただきありがとうございます。写真追加しました。字が汚くて申し訳ないです。いけてそうな感じもするのですが、答えの方と見比べると、答えの方はn≧2とn=1を完全に分け切って答えを導いている(初項をa₂として一般項を作っている)に対し、僕の場合は全然意識ができてなく、たまたま合ってしまっている気もします。どのような違いがあるのでしょうか?
コメント、ありがとうございます。追加の回答を上に書きましたので、読んでみてください。あなたの答案で、もしn≧1でもいいと思うなら、実際にn=1を代入してみればよかったです。そうすればn=1のときにはその式が成り立たないことがわかって、あれ?n≧1じゃおかしいかな?って思えたかも。
なるほど。理解できました!ありがとうございます!
お役にたてたならよかったです。