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二次関数
解き方を教えて欲しいです!!
回答
少し説明も書きました。長くなってすみません。。。
$f(x)=x^2-2(k-1)x+2k+6 \dots$ ①とおく。
(1)
2次関数の頂点の座標は、関数の式①を平方完成の形にすることで求められます。
①より
$y=f(x)$
$=\{ x^2 -2(k-1)x + (k-1)^2\} -(k-1)^2 +2k+6$
$=\{ x- (k-1) \}^2 -(k^2-2k+1) +2k+6$
$=\underline{\{ x- (k-1) \}^2} -k^2 +4k+5 \dots $ ②
となるから、頂点の座標は以下となる。
$(x, \,y)=( k-1, \, -k^2 +4k+5)$
$\fbox{\bf ア}=4$, $\fbox{\bf イ}=5$
なぜ平方完成の形にすれば頂点の座標がわかるのか、ですが、、、
まず②の2次関数の形を見てみます。図1 のとおり、頂点は凸部分の最も下のところですから、頂点では$y$の値が最小になります。なので、$y$が最小になるような $(x, y)$を求めれば、それが頂点の座標ということになります。
つぎに②式を見てみます。②の下線部分は $x$ の値が変化していったとしても、2乗なので必ず 0以上の値になります。なので、下線部が 0 のときが最小の値のときで、このとき②の式の値、つまり $y$の値が最小になります。これは $x=k-1$ のときです。
したがって $x=k-1$ が頂点の $x$ 座標です。そしてこのとき下線部は 0 ですから、 $y=-k^2 +4k+5$ となり、これが頂点の $y$ 座標ということになります。
(頂点の $y$ 座標) $=-k^2 +4k+5$
$=-(k^2-4k) +5$
$=-(k^2 -4k +4) +4 +5$
$=- \underline{(k-2)^2}+9 \dots$ ③
ゆえに $k=2$ のとき、頂点の$y$ 座標は最大値 $9$ をとる。
$\fbox{\bf ウ}=2$, $\fbox{\bf エ}=9$
また平方完成式が出てきました。先ほどと同様に考えて下線部は2乗なので 0以上の値をとるので、$(k-2)^2=0$のときが最小ということになります。そしてその前にマイナスがついてるので逆転し、$-(k-2)^2=0$のときが最大ということになるのです。
つまり $k=2$ のとき③は最大値 $9$ をとるわけです。
(2)
「$y=f(x)$ のグラフが $x$ 軸 と異なる 2点で交わる」
ということは、$x$軸の式は $y=0$ なので、
「$y=f(x)=0$ の 2次方程式が異なる2つの実数解をもつ」
⇒「$f(x)=0$ の 2次方程式の判別式 $D > 0$」
ということです。
①より
$x^2-2(k-1)x+2k+6 =0$
だから、判別式
$D=\{2(k-1)\}^2 - 4 \cdot 1 \cdot (2k+6) > 0$
整理して
$ (k+1)(k-5) >0$
∴ $k < -1$ または $ 5<k$ $\dots$ ④
$\fbox{\bf オカ}=-1$, $\fbox{\bf キ}=5$
これら2つの交点の $x$座標が $0<x<10$ の範囲にあるということは、図2より、以下(a)(b)が成り立てばよい。
(a) 頂点の $x$座標が $0<x<10$ の範囲にある
(b) $x=0$ および $x=10$ のときの $y$座標が正である
まず (a)より
$0<k-1<10$
∴$1<k<11$ $ \dots $ ⑤
次に (b) より
$f(0) > 0$ かつ $f(10) >0$
$2k+6 > 0$ かつ $ 10^2 -2(k-1)\cdot 10 +2k+6 > 0$
∴$-3 < k<7$ $\dots$ ⑥
よって④⑤⑥を同時に満たす $k$ の条件は、図3を参考にして
$5<k<7$
$\fbox{\bf ク}=5$, $\fbox{\bf ケ}=7$
(3)
$k=-2$ を①に代入して
$f(x)=x^2+6x+2$
まず $-3<f(x)$ だから
$-3 < x^2+6x+2$
$x^2+6x+5 >0$
$(x+5)(x+1) >0$
∴$ x<-5$ または $-1 <x$ $\dots$ ⑦
つぎに $f(x)<-1$ だから
$ x^2+6x+2 <-1 $
$x^2+6x+3 < 0 \dots $ ⑧
ここで $x^2+6x+3=0$ の解は、解の公式で求めて
$x=-3 \pm \sqrt{6}$
であるから、⑧の解は
$-3-\sqrt{6} < x < -3+\sqrt{6}$ $\dots$ ⑨
よって⑦⑨より図4を参照して
$ -3-\sqrt{6} < x <-5$ または
$-1<x<-3+\sqrt{6}$
$\fbox{\bf コサ}=-3$, $\fbox{\bf シ}=6$, $\fbox{\bf スセ}=-5$, $\fbox{\bf ソタ}=-1$
※ $\sqrt{6}$ は $\sqrt{4}=2$ と $\sqrt{9}=3$ の間だから、$2.\circ \circ$ だとおおよその見当をつけて計算します。