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割り算の余りの性質
(4)の問題について質問があります。
a²⁰¹⁹=a²⁰¹⁶a³=(a⁶)³³⁶・a³という変形はどのような思考で導き出しているのでしょうか?2019が6の倍数(2の倍数かつ3の倍数)になるように3で引いて2016というような感じでしょうか?
回答
あいうえおさん、こんにちは。
2数XとYについて、Xをpで割った時の余りがr、yをpで割った時の余りがsのとき、2数の積XYをpで割った時の余りは、余りの積rsをpで割った時の余りに等しい。という、重要な事柄があります。(累乗は積です。)これは理解できてますか?これがこの手の問題を解くための道具になります。
(4)の解説の初めの方の3行は大丈夫でしょうか。ここまででa⁶を7で割ったら余りが1になることを導いています。
累乗の指数が大きい時は、とにかく余りが1になるような累乗を見つけることが先決です。
あとはこの6をもとに、6乗ごとに余りが1ですから、それを何回繰り返しても余りは1ですね。
なので、2019回の中に6回がいくつあって、残りがいくつなのかを知ろうと思います。
2019を6で割ると商が336,余り3なので、
$a^{2019}=a^{6\times336+3}=(a^6)^{336}\times a^3$
と考えてやれば、$(a^6)^{336}$ の部分は余りが1となるので、あとは $a^3$ の余りだけを考えればいいということになります。
どういう思考でかというと、2019回が(余りが1になるような)6回のサイクルを何回含んでいるかを調べ、その部分は余りは1と分かるので、あと、残りの3乗分をしらべればいいとわかるのです。
2019÷6=336余り3というのがそもそもの思考です。
これで大丈夫ですか?いつものようにコメント欄に返事を書いてください。
くさぼうぼうさんの解説を読んでもう一度問題を考えてやっと解りました。 a²を7で割った余りは、2²=4を7で割った余り4に等しい。よって、(a²)³=a⁶を7で割った余りは4³=64を7で割った余り1に等しい。 でもできるのでこの手の問題は二乗と三乗、六乗で考えていくのが良いですかね?
あれ?違ってるじゃないかな。「a²を7で割った余りは、3²=9を7で割った余り2に等しい。よって(a²)³=a⁶を7で割った余りは2³=8を7で割った余り1に等しい。」ですね。
ごめんなさい、(3)の7m+2に引っ張られてました間違ってます。 この手の問題は2乗、3乗を使って余り1を見つけていくことが良いですかね?
はい、そういうことですね。何乗でうまくいくかはやってみないとわからないので、不安ですけれどね。
やはりそこは慣れですよね。親切に教えて下さり、ありがとうございました。