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外心の位置ベクトルについて
2.3の証明がわかりません。よろしくお願いします。
回答
ニキさん、こんばんは。ずいぶん久しぶりですね。
さて…(2)からいきますよ。
まずは3つの三角形△JBC:△JCA:△JABを求めればいいのですよね。
Jが外心だから△JBCは2と右辺三角形ですね。JからBCに垂線を下ろし、交点をDとします。
△JBCの底辺はBC=a、高さはJDです。
円周角と中心角の関係から、∠BJC=2∠Aなので、∠BJD(=∠CJD)=∠A。
よってJD=RcosA。ゆえに△JBC=$\dfrac{1}{2}aR\cos A$!
同様にして、△JCA=$\dfrac{1}{2}bR\cos B$ 、△JAB=$\dfrac{1}{2}cR\cos C$
よって△JBC:△JCA:△JAB=$a\cos A:b\cos B:c\cos C$
これを問題にあたえられた(1)式に当てはめて終わり!ということですね。めでたしめでたし。
(3)これは若干やっかいですね。3つの三角形の面積の比がα:β:γであることからスタートします。
△ABCの面積をSとしておきますね。
APを延長してBCとの交点をQとしておきます。
△PBC=$\dfrac{\alpha}{\alpha+\beta+\gamma}S$
よってAQ:PQ=$(\alpha+\beta+\gamma):\alpha$ ←大丈夫ですか?
つまりAP:PQ=$(\beta+\gamma):\alpha$…①
また、△ACP:△ABP=△ACQ:△ABQ=CQ:BQで、△ACP:△ABP=β:γなので
CQ:BQ=β:γ…②
以上より、BCをγ:βに内分する点をQとすると、点PはPQを$(\beta+\gamma):\alpha$に内分する点である。
よって(以下、ベクトルの矢印は省略しますよ)
OP=OA+$\dfrac{\beta+\gamma}{\alpha+\beta+\gamma}$AD
=OA+$\dfrac{\beta+\gamma}{\alpha+\beta+\gamma} \Big(\dfrac{\beta AB + \gamma AC}{\beta+\gamma} \Big)$
あとはこの式に出てくるAB,ACベクトルを始点をOにしたベクトルOA,OB,OCで書き直してあげれば(1)式が出てきます。
ここは計算なのでお任せしますが。もしうまくいかないときは言ってくださいね。
これで大丈夫ですか?わかったとか、まだこのへんがわからないから説明してほしいとか、コメント欄に返事を書いてください。待ってます!
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コメント見ました。
「よってAQ:PQ=$(\alpha+\beta+\gamma):\alpha$ ←大丈夫ですか?」のところでしょうか?
これは、2つの三角形△ABCと△PBCについて、底辺はBCで共通なので、高さの比が面積の比になります。
図ではその高さは出てきませんが、ちょっと煩雑になりますが、やってみましょうか?
まず、面積の比は$(\alpha+\beta+\gamma):\alpha$ ですね。
AとPからBCに垂線を下ろして、交点をR,Sとしますね。
ARとPSが高さです。これが$(\alpha+\beta+\gamma):\alpha$ です。
△ARQ∽△PSQなので、対応するAQとPQの長さの比も同じ相似比$(\alpha+\beta+\gamma):\alpha$ になるのです。
これで大丈夫ですか?
ただ、問題を解くときに、いちいちこの相似まで持ち出して議論しなくても、この事柄(AP:AQは面積の比)は使っても大丈夫です。ま、心配ならこのように書けば問題ないですね。
あとはわかりますか?(追加終わり)
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AQ:PQのところがわかりません
上の回答に追加したので読んでくださいね。
何から何までありがとうございます…助かりました。
いやいや、質問に最後まで付き合うのが方針ですから。大丈夫です。また困ったらおいでください!