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漸近線の問題の中で浮かんだ疑問
添付した画像上の赤線で囲んだところがなぜそうなるのか分かりません。1/(x-1)が正の無限大や負の無限大となるのですか?分かりやすく教えていただけるとありがたいです。
回答
Beat Pop さん、こんにちは。
x→1+0のときは、あくまでもx>1です。だからx-1>0なんです。
x→1-0のときは、あくまでもx<1です。だからx-1<0なのです。これは大丈夫ですか?
解答ではxを外に出した式で検討しているようなので、それに従うと、
x→1+0のとき、xは1より大きいほうから1に近づきます。これは1になります。
さて、次の分数の分子は正の数1で、分母はプラスの数ですが限りなく0に近づきます。つまり、1/0.1、1/0.01、1/0.001…という風な具合で、値は10,100,1000…といくらでもおおきくなるので、→+∞になります。1+(+∞)→+∞です。
いっぽう、x→1-0のときは、xは1より小さいほうから1に近づきます。これは1になります。
分母x-1は負の数です。負の状態で0に近づきます。1/(-0.1)、1/(-0.01)、1/(-0.001)…。あたいはー10、-100、-1000…となっていき。-∞になります。全体としては1+(-∞)→ー∞になります。
したがって、x=1は漸近線ですが、どのように直線x=1に近づくかが、左右で異なります。気を付けないといけないところです。
でも例えば分母が(x-1)²なんかだと、左右どちらから近づいても+∞になりますね。この辺はしっかり吟味しながら調べないと正しいグラフの概形が書けません。
これで大丈夫ですか?これを読んだら、わかったとか、まだこのへんがわからないから説明してほしいとか、コメント欄になにか返事を書いてください。よろしく。
くさぼうぼうさん、ご回答ありがとうございます。解答に沿って解説してくださったので、とても分かりやすかったです。ありがとうございました。
ふつうなら、x+なんとかみたいにしないで、(x²ーx+1)/(x-1)のままでいいです。どちら側から1に近づけても分子は1に近づきます。で、分母が+0に近づいたり、-0に近づいたりするので、+∞とかー∞とか判断すればいいです。 お役に立ったのならよかったです。
そうですね。自分が問題を解く上ではわざわざこのように変形する必要はないかもしれないですね。