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集合と命題です
すべての実数xに対してax+b≧0ならばa≦2である これが真の理由を教えてください。
回答
永眠 さん、こんばんは。初めての方ですね。よろしく。
あまり縁起の良い名前ではありませんね!
さて、これはちょっと戸惑うでしょうね。
まず、あなたは「すべての実数について」のかかり方を誤解しているかも。
「すべての実数xについてax+b≧0」ですからね。
「(すべての実数xについてax+b≧0)ならば(a=0、b≧0)」という命題なら、正しいことは分かりますが、この命題は結論の方をもっとあまく取って(a≦2)としています。
「(a=0、b≧0)ならば(a≦2)」は真ですから
PならばQ,かつQならばRのときPならばR
と言っているわけです。
さて、証明ですが、それは(1)の誘導に従って、対偶が真であることを示せばいいのです。
対偶は「(a≧2)ならば(ある実数xについてax+b<0)」です。あなたの対偶は微妙に違いますよ。「ある実数」は「ax+b<0」にかかります。
【証明】
a≧2とする。
これよりa>0だから、不等式ax+b<0は必ず解けて、解はx<-b/aであるので、これを満たす実数(-b/aより小さい実数)は存在する。
よって対偶は真。
よって元の命題Pも真である。
【証明終わり】
というような具合でどうでしょう。
これで大丈夫ですか?これを読んだら、わかったとか、まだこのへんがわからないから説明してほしいとか、コメント欄に何か返事を書いてください。会話型を目指しています。返事がないと、せっかく書いたものを読んでくれたのかどうか、書いたものが役に立ったのかどうか、こちらではわからないのです。コメント、よろしく。
縁起の悪い名前で申し訳ないです(笑) なるほど.....「PならばQ,かつQならばRのときPならばR」という考え方が全く思いつきませんでした..! 確かに対偶が微妙に間違ってますね笑笑 だいぶ理解できました!わかりやすい説明ありがとうございます!
無理して「だいぶ理解できました」なんて言わなくてもいいのですよ(笑)。なんかいでも突っ込んでください。1回だけのやりとりで済んだのならいいけれど、会話しないとなかなかわからないこともありますので、遠慮なくどうぞ。
あ、これ証明のところa≧2ではなくa>2 ですよね..
ああ!うっかり。おっしゃる通りです。ありがとうございます。