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年利率の計算
Step1以降の流れはわかるのですが、n年後の受取額を示した物がよくわからないです。
あと今回は複利でこの記号式を表していますが、単利の場合だとどのような式になるのかも知りたいです。
よろしくお願いします!
回答
細 詳 さん、こんにちは。
複利の式ですね。
順に考えます。
1年後は$a\times(1+\dfrac{x}{100})$ 円になります。
2年後には1年後の金額$a(1+\dfrac{x}{100})$ 円にx%の利息が付きますから、
金額は $\Big(a(1+\dfrac{x}{100})\Big)\times(1+\dfrac{x}{100})$
$=a (1+\dfrac{x}{100})^2$ 円になります。
3年後には2年後の金額$a (1+\dfrac{x}{100})^2$ 円にx%の利息が付くので、
金額は $\Big(a(1+\dfrac{x}{100})^2\Big)\times(1+\dfrac{x}{100})$
$=a (1+\dfrac{x}{100})^3$ 円になります。
以下同様で、n年後には $1+\dfrac{x}{100}$ がn回掛け算されることになり、
$a\Big(1+\dfrac{x}{100}\Big)^n$ 円になるのです。
また、単利の場合は、利息が付くのは初めに預けて元本に対してだけなので、毎年の利息は変わらず、
$a\times\dfrac{x}{100}$ 円です。
1年後には $a+a\times\dfrac{x}{100}$ 円に。
2年後には $a+a\times\dfrac{x}{100}+a\times\dfrac{x}{100}$
$=a+a\times\dfrac{x}{100}\times 2$
$=a\Big(1+\dfrac{2x}{100}\Big)$ 円になります。
3年後には、さらに同じ額の利息が付いて
$a+a\times\dfrac{x}{100}\times 3$
$=a\Big(1+\dfrac{3x}{100}\Big)$ 円になります。
以下同様、n年後には
$=a\Big(1+\dfrac{nx}{100}\Big)$ 円になります。
$a+\dfrac{ax}{100}\times n$ のほうがわかりやすいかな?
要するに単利の場合は同じ利息がn回つくということです。
これで大丈夫ですか?分かったとか、まだこのへんがわからないから説明してほしいとか、コメント欄に何か返事を書いてください。
わかりやすい解説ありがとうございます。理解できました
それならよかったです。書いた甲斐がありました!またどうぞ。