このサイトはお使いのブラウザでは正常に動作しません。Google Chromeなど、別のブラウザを使用してください。
媒介変数表示の曲線と面積について
回答
貴重なコメントありがとうございました。 試験官の立場から読んでも、分かりやすく、論理の通った答案を作成するように、気をつけたいと思いました。 質問ですが、y1とy2は、x=2cost-cos2t, y=2sint-sin2t で、同じ式で表されるにもかかわらず、範囲が0 <=t <=π/3ではy1、π/3 <=t <=πではy2と、異なる関数と説明して頂きましたが、異なる関数と言えるのでしょうか? 同じ関数だけれど、dx/dt が増加するか、減少するかで、面積を計算する便宜上、分けて計算しているように思いますが、私の理解不足でしたら、すみません。 またご教示お願い致します。
関数に関する質問の回答です。関数というのは「xの値を1つ定めると、それに対応したyの値が1つ決まる関係」のことです。この問題のグラフを見ればわかる通り、xが1から3/2の間は、xの値に対してyの値が2つあります。ですからこの間は「yはxの関数」とは言えないのです。xが1から3/2の間は上側のグラフを表すような関数y₁と下側にある関数y₂に別けないと、xの関数とは言えず、定積分するときも、それぞれの関数を定積分します。 たとえば、原点を中心とした半径1の」円を考えましょう。媒介変数表示ではx=cosθ、y=sinθという式で表せます。x²+y²=1は関数ではなく、一般には図形の方程式と言われます。これを関数として積分などしたいときは、上半分の関数y₁=√(1-x)² と、下半分の関数y₂=ー√(1-x)² に分けて考えますよ。上半分も下半分も媒介変数表示では同じ式x=cosθ、y=sinθ ですが、yをxで積分しようとしたら上と下は別な関数として扱います。 これで大丈夫ですか?
承知致しました。 この場合は、x→一つのy でないため、場合分けが必要なのですね。 ようやく理解できました。 詳しくご教示頂き、ありがとうございました。
お役に立ったのならよかったです。またどうぞ。