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不等式の証明

    ひなた (id: 4024) (2025年5月20日13:44)
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    写真1枚目の問題についてです。 式自体は解けたのですが、等号が成り立つ時について、 x=y=z=0は分かるのですが、「x:y:z=1:5:3」というのがどの様に考えればこうなるのかが分かりません。 解説お願いいたします。 【写真】 1枚目→問題 2枚目→自身のノート 3枚目→解答

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    回答

    くさぼうぼう : (id: 1236) (2025年5月20日15:32)
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    ひなた さん、こんにちは。 $(5x-y)^2,(3y-5z)^2,(z-3x)^2$ は、それぞれが0以上の数になりますね。で、和が0になるためには、この3つのそれぞれが0になるときしかありません。そのためには2乗する前のそれぞれが0になることと同じです。。 連立方程式 $5x-y=0,3y-5z=0,z-3x=0$ を解きます。解いてみてください。 $y=5x,z=3x$ を2番目の式に代入すると0=0になってしまい、未知数が3つで有効な方程式が2個です。 こういう時はx、y、zは1つの数には決まらず、関係しかわかりません。 x:y=1:5、x:z=1:3ですね。よってx:y:z=1:5:3が得られます。 (x:y:z=x:5x:3x=1:5:3 でもいいですね) ただし、比例式では項が0の場合は使えませんので、x=0のとき、y=0、z=0なので別に答えています。 これで大丈夫ですか? ついでに…別解ですが この不等式は、コーシー・シュワルツの不等式を使うと一発です。 コーシー・シュワルツの不等式やその証明については https://manabitimes.jp/math/573 を見てください。その他検索すれば動画なんかもたくさん出てきます。 $(a^2+b^2+c^2)(x^2+y^2+z^2)\geqq (ax+by+cz)^2$ というのがコーシー・シュワルツの不等式(の3次バージョン)と言われていて、ちゃんと証明を読んで納得していれば、答案で「コーシー・シュワルツの不等式より」とかいて使うことができます。そのくらい有名な不等式です。 この問題では$a=1,b=5,c=3$ の場合になっています。 答案では 「コーシー・シュワルツの不等式より $(1^2+5^2+3^2)(x^2+y^2+z^2)\geqq (1x+5y+3z)^2$ である。 よって $35(x^2+y^2+z^2)\geqq (1x+5y+3z)^2$ である。 等号が成立するは $\dfrac{x}{1}=\dfrac{y}{5}=\dfrac{z}{3}$ のとき。(終わり)」 でおしまいです。 相加相乗平均の関係(不等式)なんかも無条件で使っているような感覚で使って大丈夫です。ちゃんと「コーシー・シュワルツの不等式より」と書けばね。
    ひなた (id: 4024) (2025年5月20日16:52)
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    回答ありがとうございます。 別解で載せて下さった「コーシー・シュワルツの不等式」も教えて下さりありがとうございます。 自分でも調べて色々と見てみました。 そちらの方では納得出来たのですが、1つ聞きたいことがありまして、 文頭の方の解説で書いて下さっている 「x:y:z=1:5:3が得られる」 というのは、“問題文の右辺より”この比が得られるという事でしょうか?

    くさぼうぼう : (id: 1236) (2025年5月20日17:11)
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    “問題文の右辺より”ではありませんよ。y=5xよりx:y=1:5、z=3xよりx:z=1:3でなければならないことがわかります。x:y=1:5、x:z=1:3より、xがともに1の割合になっているので、yは5の割合、zは3の割合。よってx:y:z=1:5:3が得られました。結果的には右辺の式の係数と同じになりますが、理屈ではちゃんと比例式を立てて考えなくてはいけませんね。これで大丈夫ですか?

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