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x^2+x+1で割った時のあまり
(2)についてなのですが、ωは虚数であるからって急に出てきたのですがどう言うことですか?よくわからないです、、、
回答
わんこ わんわん さん、こんにちは。ちょっとお久しぶりですね。
ωが虚数であることはいいのですね。
それなら、すぐ下に書いてある「参考」というところに、上で使った理屈が書いてあります。
z=p+qiという虚数にたいして、a+bz=0(a、bは実数)という関係が成り立っている時は、
a+b(p+qi)=0→(a+bp)+bqi=0→a+bp=0,bq=0→b=0,a=0
という理屈はわかりますか?
結論:a,bは実数、zは虚数で、a+bz=0という関係が成り立っている時は、a=b=0である
これが「参考」の①。
a+bZ=c+dzが成り立っている時は移項して
(a-c)+(b-d)z=0なのだから、①より
a-c=0,b-d=0
よってa=c,b=d が成り立つ
これが「参考」の②です。
このことがらを使いたかったので、「ωは虚数であるからって急に出てきた」のです。
これで大丈夫ですか?
今回は早めに読んで、早めにコメント欄になにか返事を書いてくださいね。よろしく。
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追記
コメント拝見。
ωについて、しっかり頭に入れておいた方がいいようですね。
スタートは1の3乗根を求めるところ方ですね。
$x^3=1$ という方程式の解が1の3乗根です。それはいいですか?
左辺に移項して因数分解します。
$x^3-1=0$
$x^3-1^3=0$ と見れば、
因数分解の3乗の公式
$a^3-b^3=(a-b)(a^2+ab+b^2)$ が使えて、
$(x-1)(x^2+x+1)=0$
これより、x=1又は $x^2+x+1=0$
後のやつはxの2次方程式なので、解の公式に入れて
$x=\dfrac{-1\pm \sqrt{1-4}}{2}=\dfrac{-1\pm\sqrt{3}i}{2}$
この二つの解の方は虚数単位 iを含んでいるので2つとも虚数です。
で、この2つのうちのどちらか(ここが不思議なことですが、+のほうでもーのほうでもどちらでもいいのです)をωと書くことによって、面倒な$\dfrac{-1\pm\sqrt{3}i}{2}$って書かなくてもいいようにしようぜ、ということでωが出てきました。ですからωは虚数です!ωは1ではいけません。
どちらをωに決めても、もう一つの方はωの共役複素数になり、ωについてのいろいろな関係式はどちらにしても成り立つことが示せますよ。
これで大丈夫ですか?
あ、えと、ωが虚数になるのがあんまりわかっていません。前ページで1の三乗根を求める問題が出てきたのでω^3=1からωが虚数解かも?とか何となく思ってるんですけど、ωって1でもいけないんですか?なんかこんがらがってよくわからないです。(1)でも(2)でもωが虚数なんて話はなかったのでその辺でそういう判断をしたのかなーっと、、
上の回答に追記しました。読んでください。
ありがとうございます。わかりやすかったです。あと一つ質問なのですが、ωは基本的に1の三乗根を指すのですか?基本的にそう置かれる事が多いだけでωが出てきただけでは1の三乗根と判断してはいけないですよね?それともωは1の三乗根と決まっているのですか?ネイピア数eみたいなものなのか二次方程式に出てくるxみたいなものなのか少し調べたのですが、確実にはわからなかったのでご教授頂きたいです。
ωが即1の3乗根を意味するわけではありません。問題や答案で使うときにはちゃんと断り書きが必要です。この問題では1の3乗根という意味付けではなくその2次方程式の解という解釈で進めています。これはこれで問題はありません。ω=1は考えられませんね。 使うときには「1の3乗根のうち、虚数の解の一つをωとする」と書くか「x²+x+1=0の解をωとする」と書けば大丈夫です。 単に1の3乗根と言ったら1も入ってしまうので、あくまでも虚数解の方であることを言わなければいけません。 eとかπみたいにいつでも決まった値を表すほど有名(?!)ではありません。 これで大丈夫ですか?