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条件付き確率の余事象の問題がわかりません
余事象があるときの条件付確率の扱い方がわかりません。
P(B|A) = 0.3, P(A|B) = 0.6, P(A|Bc) = 0.1 のとき
1. a P(A∧B)とP(A∧Bc)の関係は?aは何らかの定数でaを求める。
2.P(B)は何か?
3.P(A)は何か?
どうかよろしくお願いします。
回答
こんにちは。夜中(?)の質問は回答が朝になってしまいますが、ゴメン!老人は早寝なんです。
1.条件付き確率の根本は $ P(A|B)= \dfrac{ P(A∧B) }{ P(B) }$ です。また、$ P(A∧Bc) = P(A)-P(A∧B) $ であることに注意して、…
与えられた1番目の条件より $ P(B|A)= \dfrac{ P(A∧B) }{ P(A) } = 0.3 $ より $ P(A∧B) = 0.3P(A) $
これより $ P(A∧Bc) = P(A)-P(A∧B) = P(A)-0.3P(A) = 0.7P(A) $
以上より $ P(A∧B) : P(A∧Bc) = 3:7 $ ですから、あとは問題文にあわせてaを求めてください。
もっとも、こんなことをせずに、連立方程式にして解いたら、2.や3.も一気にわかってしまいます。
書くのが面倒だから、$ P(A)=x , P(B) = y , P(A∧B) = z $ と置けば、与えられた3個の条件は
$ \dfrac{z}{x} =0.3 , \dfrac {z}{y} =0.6 , \dfrac{x-y}{1-y}=0.1 $ という3元連立方程式となり、解けます。
2.の答はy、3.の答はxです。
さらに、別解としては、
$ P(A∧B):P(B)=6:10 $ 、 $ P(A∧B):P(A) = 3:10 $ より
$ P(A):P(B):P(A∧B) = 20:10:6 $ よって $P(A∧Bc):P(B∧Ac):P(A∧B) =14:4:6 $
これをベン図を書きこみ、あとは $ P(Ac∧Bc) $ の比をpとでもして3番目の条件からpを求めます。
$ \dfrac {14}{14+p} = 0.1 $
これよりp=126。全体集合Uは150の割合。
これが完成すれば全部の問は答えられますね。
これでわかりますか?わかったとか、このへんがまだわからないとか、コメント欄に書いてください。なにか反応がないと回答者の意気が上がりません。よろしく。
ご返事いただきありがとうございます。 余事象をそのまま計算に使おうとして詰まってしまいました。大変参考になりましたありがとうございます。 もう1点お伺いしたいのはP(A)=x,P(B)=yのとき (x−y) / (1−y) =0.1のところで、なぜP(A∧Bc) = (x−y) / (1−y) となるのかわかっておりません。 公式として扱われるようなものなのでしょうか。 重ねての質問で恐縮なのですがよろしくお願いします
返事が遅れごめんなさい。間違っていました。分子はx-z、分母はそのままです。ほんとうにごめんなさい。
なるほど理解できました!ありがとうございます!