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因数定理の問題
「整式$P(x) = 2x^3 + ax^2 + bx + c$が$x^2 + 2x -3$で割り切れ, $x + 2$で割ると15余るように定数$a, b, c$の値を定めよ.」
という問題について質問です. 解答には
「$P(x)$が$x^2 + 2x -3 = (x - 1)(x + 3)$で割り切れるのは, $P(x)$が$x - 1, x + 3$のいずれでも割り切れるときである.」
と書かれていました.
例えば$6 = 2 × 3$など具体的な例を考えればなんとなく理解はできるのですが, なぜそれが必ず成り立つのかが分からず困っています.
よろしくお願いします.
回答
こんにちは。
例えば24が4で割り切れるのは、24が24=4×〇と書けるからです。
24が2でも3でも割り切れるのは、24=2×3×△と書けるからです。
逆に36=9×♡と書けるから、36は9で割り切れるし、
36=2×9×♢と書けるから、36は2でも9でも割り切れます。
36が6で割り切れるときは、36=6×●と書けますが、さらに
36=2×3×●と考えてやれば、36は2でも3でも割り切れることがわかります。
$ P(x) $ が $ x^2+2x-3 $ で割り切れるときは、
$ P(x)= (x^2+2x-3) (x の1次式) $ とかけるはず。
つまり $ P(x)=(x-1)(x+3)(x の1次式) $ となるので、
$ P(x) $ は $ x-1 $ でも $x+3 $ でも割り切れることは確実です!
上の36の最後の例と比べてみてください。
多項式または整数を積の形に書いた時、積を作るそれぞれの式あるいは数を因数といいますが、因数は約数と同じ意味で、もとの多項式あるいは整数を割り切ります。
これでわかりますか?
わかったとか、まだこのへんがわからないとか、納得できないとか、コメント欄に反応を書いてください。それがないと役に立ったのかどうかもわからないので。よろしく。
納得出来ました. ありがとうございました.
それなら良かったです。